「Buddha Tooth Relic Temple」は「仏陀の歯」を納めている大きな中華系仏教寺院で、シンガポールのチャイナタウンの一角にあります。
チャイナタウンのショッピング街にあり、気軽に立ち寄ることができ、無料で拝観できますので、シンガポールへ旅行に行った際に足を運んでみては如何でしょう。
今回も「ちょっと国外」のカテゴリーで、シンガポールの「Buddha Tooth Relic Temple」をご紹介します。
「Buddha Tooth Relic Temple」とは？
「Buddha Tooth Relic Temple」は、1980年にミャンマーの倒壊した仏塔で発見された「仏陀の歯」が安置されている唐代様式の仏教寺院と博物館が一緒になった複合施設です。2005年に建築に着工し、2007年に完成、公開されており、誰でも気軽に無料で拝観することができます。
「Buddha Tooth Relic Temple」が建てられた理由として、神聖な仏陀の聖遺物を安置することで、世界中の仏教徒がシンガポールに来るのではないかという考えに基づいているといわれています。
1階内部には、日本では御馴染みの大日如来様をはじめ、多くの神様、仏像が祀られており、その数の多さには驚くと思います。
時間が無かったため、筆者は1階しか回っていませんが、2階～4階には仏教に関する博物館などがあり、3階には「仏陀の歯」が安置されています。
「Buddha Tooth Relic Temple」の見どころは？
1：龍のレリーフ
寺院の入口には、大きな龍のレリーフと黄金の龍の像が配置されており、配色が対照的で見応えがあります。
2：如意輪観音菩薩
龍のレリーフを過ぎて寺院の中に入ると広いホールとなっていて、中心に「如意輪観音菩薩」が安置されており、その左には仏法を守護する「八大龍王（はちだいりゅうおう）」の一人「跋難陀（ウパナンダ）」、右には同じく八大龍王の一人「娑伽羅（サーガラ）」が安置されています。
如意輪観音菩薩の正面には台座が配置してあり、お祈りを捧げることができるようになっています。
3：HUNDRED BUDDHAS（百体の仏陀像）
如意輪観音菩薩の祀ってあるホールから、奥に入って行くと壁一面に仏陀の像が所狭しと配置してあり、その数の多さに圧倒されてしまいます。
4：弥勒観音菩薩（BUDDHA MAITREYA TRINITY）
1階のメインホールには弥勒菩薩様が安置されており、信仰の対象となっています。見た感じが日本の弥勒菩薩様とは、かなり印象が異なりますが、黄金に輝く姿は神々しさを感じます。
またその頭上には龍のレリーフがあり、これも見どころの一つとなっています。
5：さまざまな菩薩様
先にご紹介した「HUNDRED BUDDHAS（百体の仏陀像）」の所々に、日本でもよく知られる菩薩様が安置されています。
文殊菩薩
虚空蔵菩薩
普賢菩薩
千手観音菩薩
阿弥陀仏
不動明王
大日如来
大勢至菩薩
「Buddha Tooth Relic Temple」の場所は？
公共機関を利用する場合
公共機関で「Buddha Tooth Relic Temple」に行く場合、最も近いのがMRTの「Chinatown MRT Station」となります。MRTの駅からは約300m、徒歩で約5分程の場所にあります。
また「Buddha Tooth Relic Temple」の近くは、チャイナタウンのお土産屋さんが沢山あり、ショッピングを楽しむことも出来ますので、お土産探しの途中で寄ってみるというルートが最適かも知れません。
| 名称 | シンガポール仏牙寺龍華院 |
|---|---|
| 名称(英) | Buddha Tooth Relic Temple |
| 住所 | 288, South Bridge Road. Singapore 058840 |
| 電話 | +65-6220-0220 |
| 開場時間 | 07:00～19:00 |
まとめ
シンガポールのチャイナタウンにある「Buddha Tooth Relic Temple」の一部をご紹介しました。タイへ帰国する日に、チャンギ空港へ向かう途中で、お土産を買うためにチャイナタウンに寄っただけなので、余り時間もなくバタバタと見て回っただけですが、タイとは違った仏像の美しさには心惹かれるものがありました。
交通の便も良い場所なので、シンガポールへ旅行に行かれたときには、立ち寄ってみては如何でしょうか。
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