WordPress初心者が、バージョンをダウングレードする方法【詳細図解】

引用:Pixabay
 


 
ワードプレスの最新バージョン「WordPress 5.0」が、2018年12月07日にリリースされました。

最新バージョンで、さぞ使い易いのだろうと意気揚々とバージョンアップをしたのですが、「記事は書けるけど保存が出来ない」という事態に発展してしまい、初心者の筆者では、どうしようも無くなり、元使っていた「WordPress 4.9.8」へのダウングレードに挑戦してみました。

2018年11月に始めたばかりのサイトで、記事を書いたり、写真を撮影したりと楽しくなってきた矢先の、この事態、正直、凹みました。

ネットで幾つもサイトを回り、初心者の私には「データのバックアップ?」、「FTPホスト?」、「public_html?」などの専門用語を横目に、必死に調べながら試行錯誤すること数時間を要し、何とかバージョンダウンに成功し、また楽しく記事を書いています。

忘備録の一つとして、「Xサーバー」を利用されている初心者の方が、ワードプレスをダウングレードする場合の方法をご紹介します。

WordPressの運用に特化したレンタルサーバー『wpXレンタルサーバー』

 
 

バージョンダウンに必要なものは?

 

1:FTPソフト

 
引用:XサーバーHP
 
FTPソフトは、パソコンとサーバーの間でデータのやり取りをするためのツールとなります。
 
膨大な量のデータが「レンタルサーバー」の中に蓄積されていますので、このFTPソフトを使ってサーバー内にあるデータを削除したり、パソコンにあるデータをサーバーへアップロードしたりと、さまざまなことに使いますが、今回のダウングレードには必需品となりますので、「Xサーバー」のサイトからダウンロードして下さい。
 
Xサーバーの「FTPソフトの設定」ページ:https://www.xserver.ne.jp/manual/man_ftp_setting.php
 
 
引用:XサーバーHP
 
Xサーバーの「FFFTP Ver.1.98gの設定」ダウンロードページ:https://www.xserver.ne.jp/manual/man_ftp_ffftp_setting.php
 
 
図解入りで詳しくダウンロード方法や設定の仕方が記載されていますので、非常に便利です。

2:バックアップファイルの作成

 
サイトのバックアップを取っていないと、もし間違ってデータを消してしまった時に、取り返しのつかないことになりますので、必ずバックアップを取ることを強くおすすめします。Xサーバーでも毎日、自動的にバックアップを取っていますが、念のため、筆者は「All-in-One WP Migration」というプラグインでも行っています。
 
「Xサーバーの自動バックアップ」引用:XサーバーHP

「All-in-One WP Migration」のエクスポート
 
操作もボタン一つで、データのエクスポートやインポートを行ってくれますので、非常に便利です。
 
 

ダウングレードのやり方について

 
FTPファイルをダウンロードし、サイトのバックアップが完了したら、実際にダウングレードの作業に取り掛かります。
 
 

1:ワードプレスの旧バージョンのデータファイルを入手しておく

 
引用:ワードプレスHP
 
ワードプレスの公式サイト「https://ja.wordpress.org/download/releases/」には、新旧のバージョンが無料でダウンロードできるようになっています。筆者の場合、昨日まで使っていた「「WordPress 4.9.8」に戻したいので、こちらのZipファイルをダウンロードしています。
 
ファイルのダウンロードが完了したら、ファイルを開けたままで次の工程に入ります。
 
 

2:FFFTPファイルを立ち上げる

 

 
FTPファイルを使用して、サーバー内にあるデータの削除とアップデートを行います。まずは、サーバー内にある「WordPress 5.0」へアクセスし、不要なファイルを削除します。
 

3:新規ホストを作成し、サーバーへ接続する

 

 

 
「新規ホスト」ボタンを押し、開いたダイヤログに必要情報を入力して、接続ボタンを押すとサーバーとの接続を開始します。
 
 

4:個人のドメインへアクセス

 

 
サーバー内のデータへアクセスしたら、個人のドメインをダブルクリックして、内部データへアクセスを行う。
 

 
個人ファイル内の「public_html」をダブルクリックして、ワードプレスのデータへアクセスする。
筆者は、このファイルが何処にあるのか、全く分からず、ひたすら全てのフォルダを開けては閉めを繰り返しました。
 
 

5:フォルダ内にあるファイルを削除する

 

 

ここは非常に大切なポイントです!
 
上記写真の中で、青く網掛けされているファイルを削除しますが、

下記の3ファイルは絶対に削除しない

ように細心の注意が必要です!
 
1:wp-content

2:.htaccess

3:wp-config.php

 
 

6:ワードプレスの旧バージョンのデータファイルをアップロード

 

 
先にダウンロードしてフォルダを開いておいた「ワードプレスの旧バージョンデータ」から、先ほど削除したデータをアップロードします。ファイルを指定してドロップすれば、自動的にアップロードしてくれますので、終了まで暫く待ちます。

また先ほど、削除しなかった下記3ファイルを間違ってアップロードしないように注意が必要です。もしアップロードしてしまうと、全てが上書きされてデータが無くなってしまい、サイトを初めから作り直しになってしまいますので、何度もチェックすることをおすすめします。
 
1:wp-content

2:.htaccess

3:wp-config.php

  
  

7:自分のサイトにアクセスし確認

 

 
データのアップロードが終了したら、ご自身のサイトにアクセスしてみて下さい。この時、上記のような「データベースの更新が必要です」と表示されていればダウングレード成功です。
そのままボタンを押して更新して下さい。
 

 
更新が完了したら、上の写真表示がでますので、全ての作業は完了です。
 
 

まとめ

 
引用:Pixabay
 
新しいバージョンへの更新を即行う場合には、細心の注意が必要ということが、今回のトラブルで身に染みて分かり、何とかバージョンダウンが成功して、元に戻ったときの嬉しさは言葉では言い表せませんでした。

皆さんもバージョンアップの際には、十分に注意されて下さい。
  
 


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