アユタヤ旧市街に入る橋から見える「クルンシーリバーホテル」は、アユタヤでは老舗のホテルで観光客の方をはじめ、日本からの出張者まで幅広い層に利用されているホテルです。
夕方から営業するタイ料理レストラン「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」は、パーサック川沿いのオープンテラス席で食事ができる雰囲気の良いお店なので、筆者もお客さんのアテンドに使うことがあるほどです。
今回は「クルンシーリバーホテル」にある「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」をご紹介します。
「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」はどんなお店?
アユタヤ旧市街の老舗ホテル「クルンシーリバーホテル」の中にあり、パーサック川沿いのオープンテラス席で静かに食事を楽しむことができるため、お客さんのアテンドなどにも使えるお洒落なタイ料理レストランです。
ホテルの正面から見ると、一番奥になるため、宿泊客以外はレストランがあることも知らない方が殆どだと思います。
タイ料理は基本的に辛いものが多いのですが、「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」の料理は観光客でも難なく食べられる辛さに調整してあり、初めてタイに来られた方でも安心して食事を楽しめると思います。
エアコンの効いている部屋は無く、オープンエアー席のみとなり暑そうに感じますが、夕方の日が落ちてからは川からの風が心地よい位です。
不定期ですが生バンドの演奏もあり、タイ人の方をはじめ、宿泊している外国人観光客の方など多くの方が来店しています。
筆者のイチオシは、11月、ロイカトーンの時期でパーサック川沿いの席に座ると灯篭がユラユラと川面を流れるのを見れるため綺麗です。
「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」の価格帯は?
ホテル内にあるレストランのため、一般のタイ料理のお店と比べると価格帯は高めに設定されていますが、川沿いのお洒落なレストランでのディナーを楽しめると思います。
スイーツ類も充実しており、川沿いでの夕涼みを楽しむのも良いかも知れません。
メニューはタイ語と英語の表記のみとなり、日本語はありませんので注意が必要です。
「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」のおすすめメニューは?
筆者が訪れた際に食べたメニューをご紹介しておきます。
パップンファイデーン(空心菜の炒め物)
日本でもお馴染みの空心菜の炒め物で、オイスターソースで炒められており、隠し味にカッティアム(ニンニク)が入っていて、少しだけピリ辛でご飯のすすむ料理です。
街の小さな食堂でも出される一般的なタイ料理ですが、タイ人の方は、これに赤トウガラシを多めにいれて辛くした方が好きな方が多いと思います。
ラープムー(豚ひき肉のハーブ和えサラダ)
ラープムーは豚ひき肉をハーブやパクチーなどの香草で和えたサラダになります。もともとはタイ東北地方(イサーン地方)の料理ですが、今ではタイ全土に広がっている料理で、少しだけピリ辛になっていて、筆者も大好きな料理の一つです。
スアンリムナムのラープムーは、ハーブやパクチーが新しいのか「香り」がしっかりとしていて、辛さも外国人向けに抑えてあり、美味しいです。
辛いタイ料理に慣れた方には、少し物足りないかも知れませんので、その場合にはお店の方に「アオ ペッ ニッノイ ダイマイ?(少しだけ辛くしてくれる?)」といえば、厨房に持ち帰って辛くしてくれます。
トムヤムクン
筆者は、お客さんのアテンドでタイ料理のお店に行くことも多いのですが、ここスアンリムナムの「トムヤムクン」は、濃厚なコクがあって非常に美味しいので、一番のオススメ料理です。
半身のエビが殻ごと入っていて、ぷりぷりの食感と濃厚なスープが絡んで、このトムヤムクンをおかずにご飯が食べれるくらいです。
お鍋で運ばれてきますが、店員さんが小さな器に取分けてくれますので、熱々のうちに食べてみて下さい。
トーットマンクン(エビすり身のフライ)
エビの身をすり潰し、ペースト状にした素材にパン粉をつけてフライにしたもので、揚げたてアツアツにハチミツをつけて頂きます。
フライのパリッとした衣と、すり身のぷりぷりした食感の組合せが美味しい人気料理で、スアンリムナムのトーットマンクンは大きく食べ応えがあり、オススメです。
またタイ料理の辛さに慣れていない方が、口休めに食べるのに丁度良い料理なので、一緒に注文しておくと安心です。
ヤムウンセン(春雨のピリ辛サラダ)
注文時に辛くしてとリクエストしていたことで、舌がピリピリするほどの辛さでしたが、春雨なのでスルッと食べることができてビールなど、お酒のつまみにオススメです。
ただヤムウンセンを食べるときには、しっかりと春雨とパクチーやハーブ、タレを混ぜ合わせるようにして下さい。
しっかり混ぜないと具材にタレが絡まず、食感にインパクトのない料理になってしまいますので、美味しく食べるコツは「具材とタレをしっかり混ぜる」と覚えておいて下さい。
「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」の雰囲気は?
「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」への行き方
「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」は、アユタヤ旧市街の老舗ホテル「クルンシーリバーホテル」の1階奥にあり、国鉄アユタヤ駅からは徒歩圏内となります。
国鉄アユタヤ駅から徒歩で約5分、トゥクトゥクを利用すれば片道30バーツで行くことができます。
朝から遺跡周りをして、夕方に食事をして帰るというプラン、若しくはクルンシーリバーホテルに宿泊するというプランも、のんびりとできてオススメです。
名称 | スアンリムナム |
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名称(英) | SUAN RIM NAM |
営業時間 | 16:30~23:30 |
ウェブサイト | http://krungsririver.com/dinings/suan-rim-num-restaurant/ |
住所 | 27/2 Moo 11 Rojchana Rd., Kamang, Tambon Ho Rattanachai, Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya, Chang Wat Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000 |
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その他、豆知識
1:ソンクランの民族移動と大渋滞
タイでは、4月にソンクラン(水かけ祭)の長期休暇となり、日本と同じように田舎へ帰る方の大移動で、全国的に大渋滞となります。
アユタヤはバンコクからチェンマイまで続く幹線道路32号線(通称:アジアンロード、北部のウタイタニーから1号線)沿いとなり、朝から夕方まで渋滞が数日続きます。
ソンクラン期間中にタイへ旅行に来られる方も多くいらっしゃると思いますが、この時期、ロットゥ(乗合いバス)などの車で移動すると、渋滞にハマり動けなくなりますので、国鉄などの鉄道を利用されることをオススメします。
鉄道も混雑しますが、車ほど全く動かないという状況にはなりませんし、ある程度の移動時間を考慮することができますので、この機会に試してみては如何でしょう。
2:スアンリムナム(SUAN RIM NAM)のトイレ
「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」はオープンテラス席のみとなっており、エアコンの効いた部屋などはないのですが、「トイレ」は例外的にエアコンが完備されていて、快適な空間になっています。
まとめ
アユタヤ旧市街にある老舗ホテル「クルンシーリバーホテル」にあるタイ料理レストラン「スアンリムナム(SUAN RIM NAM)」をご紹介しました。
パーサック川の悠久の流れを見ながら、のんびりと美味しい料理を楽しめる穴場的なレストランとなり、お客さんのアテンドに使えるほどの美味しいので、アユタヤへ旅行に来られた際には、是非、足を運んで見て下さい。
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