アユタヤは、チャオプラヤー川とパーサック川が流れており、川魚や川エビなどの魚介類が豊富に採れます。
アユタヤの名物料理の一つには「クンパオ(焼きえび)」がありますが、最近は天然物の川エビは少なくなっており、養殖されたものが殆どです。チャオプラヤー川沿いのお洒落なタイ料理レストランで「クンパオ(焼きえび)」を注文すると、天然物の川エビであれば1皿2~4匹ほどで入って800バーツほどと、非常に高価になっています。
アユタヤで、気軽に「クンパオ(焼きえび)」ガッツリと食べて楽しみたい場合、お洒落ではないですが最適な場所があります。
今回は、アユタヤ市街から少し離れた幹線道路沿いにある「タラート カン プア カセー タゴン アユタヤ(Talad Klang pue kaset tagon ayutthaya)」、通称「エビ市場」にある「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」をご紹介します。
「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」はどんなお店?
川エビなどを取り扱う「タラート カン プア カセー タゴン アユタヤ(Talad Klang pue kaset tagon ayutthaya)」という市場の中にあり、数多くのレストランが軒を連ねる中の1店舗です。
店前には川エビが大きさによって分けれた大きな水槽をはじめ、ワタリガニや赤貝などをはじめ、日本では絶対に食べれないカブトガニなどの食材が所狭しと並んでいます。
通常は、川エビや貝などは1kgいくらで価格表示されており、食材によって異なりますので店員の方に確認した方が無難です。
また魚介類以外にも、タイ料理のメニューが揃っていますので、おすすめのお店です。
「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」への行き方
お店自体は、通称「エビ市場」のソイ(路地)の一番奥にありますので、市場の入口から100m程進んだ突当りのお店です。
自家用車で行く場合
エビ市場は、バンコクからチェンマイへ続く幹線道路32号線(通称:アジアンロード)沿いにあり、バンコク方面から来店する場合には、近くでUターンする必要があります。
お店専用の駐車場はなく、市場の共同駐車場に停めて歩いて行くことになりますが、来客者の数に対し絶対数が足りないため、お昼時に行くと駐車できずに延々と空き待ちを探して待つことになります。
近隣は大渋滞しますので、なるべく早めの時間か、逆に夕方以降の夕食時に行かれることをおすすめします。
トゥクトゥクを利用する場合
国鉄アユタヤ駅からであれば、トゥクトゥクを利用すれば比較的、簡単に行くことができますが片道200バーツほどとなります。
トゥクトゥクであれば、駐車場を気にせずに気軽に行くことができるため、おすすめですが、帰りのことを考えるとトゥクトゥクの運転手に100バーツほど支払って待ってもらうか、4時間800バーツで貸切って遺跡回りの途中に「エビ市場」で食事という風に組み込んでもらうと便利だと思います。
エビ市場の雰囲気は?
市場の突当りのお店が「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」なので、エビ市場の中でも位置も分かると思います。
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「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」の価格帯は?
メニューに載っている1品の価格は180バーツから400バーツと、街中の屋台で食べるタイ飯と比較すれば高く感じますが、ボリュームがありますので1人で行くと絶対に食べ切れない程になります。「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」に行くときには、ご友人などと大人数で行く方が無難です。
メインの川エビは、大きさによって1kg当たりの価格が異なりますので、店の前にいる係の人に「ヤーク ドゥ クゥン ダイマイ(エビをみたいけど大丈夫?)」といえば網ですくって見せてくれます。
大きいエビほど価格は高くなり、ジャンボといわれる一番大きなタイプのエビは時価になりますが700~900バーツほどの値段になっているようです。
川エビや貝などの魚介類は、基本1kgからの注文になりますが、0.5kgからでも受け付けてくれますので、店員さんに気軽に「アニー クンキロ ダイマイ?(これ0.5kgでもいい?)」と聞いてみて下さい。余程のことが無い限り、「ダーイ(OK)」と返事が返ってきます。
お店の方に許可をもらったので、メニューを載せておきます。
メニューにはタイ語と英語の表記、しっかりと価格が記載されていますので、外国人価格などもなく、無く安心して食事ができます。
次にご紹介する「おすすめメニュー」は、筆者が家族4人で、お腹いっぱい食べたメニューです。価格は最後に記載しておきます。
「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」のおすすめメニューは?
筆者が家族で「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」に行ったときに食べたメニューをご紹介します。
0:マイルドな辛さのシーフードソース
タイの代表的なソースの一つで、シーフードを食べる場合には、必ずこのソースが付いて来ます。「レストラン ポンパン(Restaurant Phongphan)」のソースは、辛さを抑えてあるので、食べ易いと思います。逆に辛いのが好きな方は、少し物足りないかも知れません。
1:クンパオ(焼きエビ)
筆者は400バーツ/kgのエビを1kg注文しました。
このサイズにした理由は、家族で食べるのに丁度良いというのもありますが、1kgで600バーツ、700バーツといった大きなエビを注文した場合、食べ応えはあるのですが、数量が少ないという欠点があります。
もう少し食べたいと思って再度注文しても焼き上がって来るまでに、他の料理でお腹一杯になってしまい食べ切れないということが、多々起こります。
なので少し小さいですが、ある程度数量も確保できる400~500バーツほどのサイズを注文すると、大人数の場合、丁度良くなります。
今の時期は、卵を抱いているエビも多く美味しく頂けますので、おすすめです。
2:ホイワーン(つぶ貝)
ホイワーンといわれるつぶ貝で、コリッとした食感と身の甘さが特徴で、お酒のつまみとして世のお父さんたちに広めたい位、抜群に美味しいです!
価格は1kgで280バーツで、これも0.5kgから注文することができ、一番最初にご紹介した、シーフードソースで頂きます。
3:ヤム プー マー (渡り蟹のサラダ)
タイの代表的なピリ辛サラダである「ヤム」に生の渡り蟹をぶつ切りにして和えたものです。
これは妻用に、特別に辛くしてもらったもので、筆者も少しだけ食べましたが、余りの辛さに一口で撃沈しました。
4:トーット マン クン(エビのすり身フライ)
トーット マン クン(エビのすり身フライ)は、エビの身をすり潰した素材にパン粉を付けて揚げてあり、サクッとした食感に熱々のすり身が絶妙に美味しいです。
辛い物が食べれない子供のために、注文していますが、大人も十分に楽しめるボリュームのある一品で、ハチミツソースで食べるようになっています。
5:カオパット クン(エビチャーハン)
こちらの「カオパット クン(エビチャーハン)」にもエビが入っており、味付けが薄めなので食べ易く、クンパオなどに合います。写真で見ると小さく見えますが、実際には、大皿に載っており数人でシェアして食べて丁度、良いくらいのボリュームがあります。
これだけのボリュームを食べて、お支払金額は「1,320バーツ」でした。
その他、豆知識
1:ライギョの丸焼き
タイではライギョを食べる習慣があり、市場などでは塩焼きされて売られています。実際にアユタヤから80kmほど北上したシンブリ県では、県の名物として売り出されているほどです。
日本では、どちらかというと釣り上げても処理に困る魚なのですが、食べてみるとあっさり淡白な味がして美味しいです。
ただ小骨が多く、食べ難いのが難点ですがライギョと知らされなければ、普通の川魚と変わりません。会社のタイ人に聞くと、最も美味しいのはハラワタらしく、実際に売られている丸焼きもハラワタを抜かずに、そのまま焼かれています。
まとめ
お洒落なお店で食べるクンパオも美味しいですが、どうしてもボリューム的に少なくなってしまいがちです。折角アユタヤへ旅行に来たんですから、日本では食べられない「クンパオ(焼きエビ)」をガッツリと食べてみては如何でしょう。ここは圧倒的にタイ人の方が多いですが、筆者が食事をした時には、他にも日本人のグループがいらっしゃいました。
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