川の女神プラ・メー・コンカーへ祈りを捧げる「ロイクラトン」

タイ全土で催し物が開かれる大きなイベントは、4月のソンクラーン(水かけ祭り)と11月のロイカトーン(灯篭流し)となります。

今年は11月22日がロイクラトンの日となり、筆者の住むアユタヤだけでなく全国的に灯篭流しが行われ、川面を流れる灯篭の幻想的な雰囲気に心なごみます。

筆者もアユタヤに住んでから、毎年、妻と子供、4人一緒に近くの寺院に行くようにしています。

今回は「ロイクラトン」について紹介します!

ロイクラトン(Loy Krathong)って何?

ロイクラトンはヒンドゥー教に由来する「川の女神プラ・メー・コンカー」へ、秋の収穫に感謝し祈りを捧げるお祭りで、古都スコータイが発祥の地といわれています。また自身の罪を川に流し、悔い改める(清める)という意味もあります。

「バナナの葉や幹で作られた灯篭(クラトン)」にロウソクや線香などをあしらって川に流す(ロイ)という風習でしたが、地方によって少し異なり、北部のチェンマイなどではロイクラトンと一緒に、空に浮かべる天灯(コムローイ)祭りなども行われ、航空機の針路変更が入るほどです。

ロイクラトン(Loy Krathong)の時期は?

ロイクラトンは陰暦12月の満月の日となっており、毎年11月中旬から下旬ごろに行われています。

この時期には雨期も終わり乾季に入っていますので、気温もさほど高くなく湿度も低いのでタイの季節の中では、最も過ごし易いベストシーズンとなり、ロイクラトンを見に観光で訪れる方も多く、旅行会社ではロイクラトンのツアーなども組まれています。

ただ今年2018年は、思った以上に日中の気温が高くなっていますので、夜も少し暑いかも知れません。しっかりと水分補給をするようにして下さい。

アユタヤのロイクラトンの場所は?

パーサック川沿い ワット ピチャイ・ソンカーム

アユタヤのロイクラトンは、世界遺産の遺跡群を囲むチャオプラヤー川沿いをはじめ、支流であるパーサック川沿いで行われます。

特に「ワット・パナンチューン」やアユタヤ旧市街に入ったパーサック川のそばなど、クラトンを流し易い場所が人気があり、アユタヤの街は大渋滞となります。

数年前までは、ロイクラトンと一緒にコムローイを上げたりしていましたが、最近ではコムローイは落下した時に火事になる可能性があるということで、アユタヤではほぼ見掛けなくなりました。

2018年 ロイクラトンの写真

今年は折角の満月も霞が掛かっていて、少し残念でしたが家族でロイクラトンを楽しめました。

ここ数年は水を吸って沈むと魚のエサになるように、麩菓子やパンでできたクラトンがよく売られています。

この「ナーガ」のクラトンは初めて見ましたが、1個500バーツと値段が高い!

今年は、外国人の方の観光旅行が多かったようで、団体でクラトンを流していました。

まとめ

ロイクラトンは、タイ全国で行われる年1回のビックイベントです。乾季に入り、比較的過ごし易い時期なので、ロイクラトンを見にアユタヤを訪れてみて下さい。

ただし大渋滞しますので気軽に歩いて行ける川沿いのホテルを予約するのがおすすめで、後々、おすすめのホテルなども、このブログでご紹介して行きますので、楽しみにしてて下さい。

最新情報をチェックしよう!

アユタヤ観光情報の最新記事8件