ワットパッンガーム(วัดพระงามคลองสระบัว・Wat Phra Ngarm)/ アユタヤ王朝滅亡から、タイムゲートが長い悠久の時を刻む仏教寺院遺跡

アユタヤ旧市街の北側に位置する「ワットパッンガーム(Wat Phra Ngarm)」は、かつて寺院だった場所で、今は破壊された本堂跡と仏像、一番奥にチェーディ(仏塔)が残る遺跡となっています。地元タイ人の方は、お寺の正式名称よりも「タイムゲート(時間の扉)」と呼んでいる方の方が多いと思います。

今回は悠久の時を感じる「ワットパッンガーム(Wat Phra Ngarm)」をご紹介します!
    
   

ワットパッンガーム(Wat Phra Ngarm)とは?

寺院自体が作られた時期など、正確な記録は残されていませんが、アユタヤ王朝時代1600年代中期に活躍したナーラーイ王(在位1656年10月26日~1688年7月11日)の頃に建立されたのではないかといわれています。

この頃のアユタヤ王朝はイギリスやフランスと交易を行っており、文学をはじめ外交分野でも高い功績を残した時代とされ「アユタヤー王朝の黄金期」とも呼ばれています。またこの頃にフランスから、キリスト教への改宗を持ち掛けられナーラーイ王が応じなかったとの記述もあり、仏教普及のために、多くの寺院が作られたとしても不思議ではありません。

ワット・パッンガーム(Wat Phra Ngarm)の見どころは?

ナーラーイ王に馴染みのある「ワット パッンガーム(Wat Phra Ngarm)」は、現在、当時を偲ぶ遺跡として寺院を取り囲む外壁をはじめ、レンガの基礎だけが残る寺院跡や破壊された仏像、一番奥に本体部分が8角形をしたチェーディ(仏塔)があるだけとなっています。

時間の扉(Time Gate)

この寺院の一番の見どころは、「時間の扉(タイムゲート)」とよばれる菩提樹が絡みついた寺院の入口です。

タイのSNSで、夕暮れに赤く染まったチェーディー(仏塔)と菩提樹に包まれた寺院入口の綺麗な写真が紹介されて、一気に知名度があがり、一時期全国区のニュースでも流れていました。

本堂の仏像とチェーディー(仏塔)

本尊の仏像は、台座部分と手の部分が残る程度で原型を留めておらず、昔のビルマ(現在のミャンマー)の侵攻時に破壊されたといわれています。以前は無かったのですが、本尊の前に小さな仏像が置かれていたので、地元の方がタンブン(徳を積む)で寄贈されたのではないかと思います。

白い仏像

寺院本堂跡の前には白い仏像が安置されており、こちらにお参りをするようになっています。境内には蓮の花、線香、ロウソク、金箔のタイ寺院参り4点セットが20バーツで売られており、多くの参拝者が訪れています。

この風景を見ると、タイの方は信仰熱心だなと感心してしまいます。

ワット・パッンガーム(Wat Phra Ngarm)へ行くには?

先に投稿した記事でご紹介した「ワット・ナープラメーン」から比較的近い場所にあり、車で10分程ですが奥まった場所にありますので、グーグルマップで確認しながら行かれることをおすすめします。

またアユタヤ遺跡群の中心からであれば、交渉次第ですがトゥクトゥクで200バーツ前後で行けると思います。

ワット・パッンガーム(Wat Phra Ngarm)の基本情報

遺跡なので営業時間などの制限はありませんが、近隣には民家がありますので、安全面と迷惑にならないよう夕方17時頃までに行かれることをおすすめします。

名称 ワット・パッンガーム
名称(英) Wat Phra Ngarm
営業時間 なし
住所 Khlong Sa Bua,Lumphli Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000


    

まとめ

時間の扉が有名な「ワット・パッンガーム(Wat Phra Ngarm)」をご紹介しました。何度もこの遺跡に訪れていますが、外国人の方を見かけたことは、正直一度もないほどのローカルスポットです。

ただ菩提樹に包まれた寺院の入口を見ていると、不思議な感覚になりますので、何となくパワースポットなんじゃないかと筆者個人的に思っています。今でも地元の方がお参りをされ、綺麗に整備されていますので、少し菩提樹の下で、のんびりと悠久の時を感じてみては如何でしょうか。

 

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