ワットローカヤスターラーム(Wat Lokayasutharam)/ 王朝初期に建立され、アユタヤでも最大規模の涅槃像が佇む仏教寺院遺跡


 
 
アユタヤの日帰り観光のルートに、よく組み込まれているのが「Wat Lokayasutharam(ワット・ローカヤスターラーム)」で、ビルマ(現在のミャンマー)からの侵攻により破壊された仏教寺院の遺跡となります。

レンガと漆喰で作られた全長37m、高さ8mの白い涅槃像が、静かに佇んでいます。

今回はアユタヤ遺跡の中でも人気の高い「Wat Lokayasutharam(ワット・ローカヤスターラーム)」をご紹介します。
   

「Wat Lokayasutharam(ワット・ローカヤスターラーム)」とは?

 

 
ワット・ローカヤスターラームはアユタヤ旧市街の西部にある仏教寺院の遺跡で、詳しい文献が残っていないため、建立時期など正確な情報は分かっていません。

遺跡中心部にある仏塔(Main pagoda)の建築様式が、ワット・マハータートやワット・ラチャブラナと同じであることが遺跡調査で分かっており、アユタヤ王朝初期に建てられたと考えられています。

1767年のビルマ(現在のミャンマー)からの侵攻を受け、破壊されたまま遺跡となっており、現在は「プラーブッダサイヤット(Phra Buddha Sai Yat)」と呼ばれる全長37m、高さ8mの巨大な白い涅槃像が佇むだけとなっています。
 
 
 

「Wat Lokayasutharam(ワット・ローカヤスターラーム)」の見どころは?

 

1:プラーブッダサイヤット(Phra Buddha Sai Yat)

 

 
Wat Lokayasutharam(ワット・ローカヤスターラーム)に残る、レンガと漆喰で作られた全長37m、高さ8mの大きな仏像です。ビルマの侵攻により、破壊されていましたが1956年にタイ芸術局により、今の形に復元されています。
 
 

2:仏塔(Main pagoda)

 

 
「Wat Lokayasutharam(ワット・ローカヤスターラーム)」の仏教寺院跡の中心にある仏塔で、ワット・マハータートなどと一緒の建築様式(ロッブリー様式)で作られています。この建築様式が同じだったことで、ある程度の建立時期を特定することができたといわれています。

仏塔には登ることができないようになっていますので、注意して下さい。
 
 

3:仏教寺院跡

 

 
敷き全体に、素焼きのレンガで作られた寺院の基礎が広範囲に渡って現存しており、自由に散策することができるようになっています。建物の作りが分かるようになっていますので、当時の面影を想像することができます。
 
 

「Wat Lokayasutharam(ワット・ローカヤスターラーム)」に行くには?

 

 
アユタヤ旧市街の西に位置するため、交通手段としてはトゥクトゥクかレンタルサイクルでの移動となります。ワット・マハータートからであれば100~200バーツ程度で行くことが可能で、ほぼ同じ敷地内には「ワット・チェタラム(Wat Worachettharam)」などもあり、合わせて観光することができます。

名称 ワット・ロカヤ・スターラーム
名称(英) Wat Lokaya Sutharam
住所 Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya

 
 

その他、豆知識

1:タンブン

 

 
以前にご紹介した「ワット ヤイ・チャイモンコン(Wat Yai Chai Monkol)」と同じく、オレンジ色の袈裟を涅槃像である「プラーブッダサイヤット(Phra Buddha Sai Yat)」に奉納することができます。寺院遺跡の反対側に駐車場と売店がありますので、ここでタンブンをしたい旨を伝えれば、5,000~8,000バーツで涅槃像に袈裟を掛けることができます。

この場合、タイ語では「ヤーク ジャ ホンパァ パノン(ブッダにタンブンをしたい)」と伝えれば大丈夫です。

涅槃像は火曜日の仏像

 

 
タイ人の方は生まれた曜日を凄く気にする方が多く、初対面の挨拶でほぼ生まれた曜日を聞かれます。寺院に安置されている仏像にも曜日があり、それぞれに異なるポーズをとっていますので、ご自身の仏像を知っておいても良いかも知れません。

1:日曜日の仏像

 

 
両手をお腹の前で組んで直視している恰好の立像が日曜日の仏像になります。タイ語で「プラ・プッタループ・パーンタワーイネート」と呼ばれており、菩提樹を見つめているといわれています。
 

2:月曜日の仏像

 

 
右の手のひらを胸の辺りで正面に差し出している立像が月曜日の仏像になります。飢餓や日照りなどの厄災を退けるとを制止しているといわれ、タイ語で「プラ・プッタループ・パーンハームサムトーン」と呼ばれています。
 

3:火曜日の仏像

 

 
右手で頭を支えて横になっている涅槃像が火曜日の仏像となります。タイ語で「プラ・プッタループ・パーンサイヤート」とよばれ、このWat Lokayasutharam(ワット・ローカヤスターラーム)の涅槃像も火曜日の仏像です。
 

4:水曜日の仏像

 

 
お布施を入れる鉢を両手で持っている立像が水曜日の仏像です。「プラ・プッタループ・パーンウムバート」と呼ばれ、仏陀が修行に出る時の姿を模しているともいわれます。
 

5:木曜日の仏像

 

 
座って瞑想をしているのが木曜日の仏像です。「プラ・プッタループ・パーンサマーティ」とよばれ、仏陀が悟りを開いたときを模写したといわれています。
 

6:金曜日の仏像

 

 
両手を合わせ、胸の前で交差させている立像が金曜日の仏像です。「プラ・プッタループ・パーンラムプーン」とよばれ、仏陀が悟りを開いた後に民衆へ説法に出掛ける姿を模しています。

7:土曜日の仏像

 

 
木曜日の涅槃像と同じように瞑想をしていますが、背後にナーガが配置され仏陀を守っているのが土曜日の仏像で、「プラ・プッタループ・パーンナークプロック」とよばれています。
    
   

まとめ

 

 
寺院遺跡ですが大きな涅槃像をはじめ、仏塔など悠久の時を感じることのできる遺跡です。観光ツアーにも組み込まれていることが多く、筆者が訪れたときも日本人の観光客の方が大勢、いらっしゃいました。

綺麗な仏像ですので、アユタヤで来られたときには、是非、足を運んでみて下さい。
 
   
 

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