ワット マハタート(Wat Mahathat)/ 世界遺産アユタヤのシンボルともいえる寺院遺跡


 
世界遺産アユタヤの代名詞ともいえるのが、アユタヤ旧市街の中心部に位置する「ワット マハタート」で、長い年月を掛けて、菩提樹の根に包まれた仏像の頭部が有名な仏教寺院跡です。

世界遺産「古都アユタヤ」の中でも人気の高い観光地でもあり、筆者が訪れたときも多くの観光客で賑わっていました。

今回は「ワット マハタート(Wat Mahathat)」をご紹介します。

  

「ワット マハタート(Wat Mahathat)」とは?

 

 
ワットマハタートの建立時期については、アユタヤ王朝を創立したラーマーティボーディー1世(ウートン王)、若しくは第3代のボーロマラーチャーティラート1世(パングワ王)が建立したという2つの説があり、定かではありません。

ただワットマハタートが完成したのは、第2代と第5代の2度に渡ってアユタヤ王朝の王となったラーメースワン王(ラーマーティボーディー1世(ウートン王)の子供)の時代だったといわれています。

寺院中心にあるクメール様式のメインパゴタは、第24代のソンタム王の時代に崩壊してしまい、第27代のプラーサートトーン王によって修復されましたが、1767年にビルマ(現在のミャンマー)からの侵攻を受け、寺院は破壊され廃墟となってしまいました。

チャクリー王朝(現在のタイ王朝)の第5代ラーマ5世の時代に2度目の崩壊を起こし、現在の姿になったといわれています。

「ワット マハタート(Wat Mahathat)」の見どころは?

1:菩提樹に包まれた仏像の頭


 

 
ワットマハタートで最も有名なのが「菩提樹に包まれた仏像の頭」です。

1767年のビルマ(現在のミャンマー)による軍事侵攻により、ワットマハタートも壊滅的なダメージを受けています。その際、切り落とされた仏像の頭が、菩提樹の近くに落ち、長い年月を掛けて樹木に包まれて、今の姿になったと考えられています。

以前は上の写真のように、仏像の頭部の前にはチェーンの柵がありましたが、今は通路で囲いを作ってあり広々とした感じになっています。

残念だったのは、少し前まで菩提樹が大きく茂っていて見応えがあったのですが、バッサリと剪定されてしまい小さくなっている気がしました。
 
 

2:崩壊したメインパゴタ

 
メインパゴタ前方

 
 
メインパゴタ後方
 
先にもご紹介しましたが、寺院遺跡の中心にあるメインパゴタはアユタヤ王朝第24代のソンタム王の時代と、現チャクリー王朝第5代のラーマ5世の時代に2度の崩壊を起こしており、残寝ながら建立当時の面影を見ることはできません。

ただ現存している遺跡部分を見ると、大きく立派なメインパゴタだったことは想像できます。
 

3:破壊された数々の仏像

 

 

 
1767年のミャンマーによる軍事侵攻を受けた際、寺院内にあった仏像はことごとく破壊されてしまい、今の姿となっています。
 

 
ワットマハタートの入口付近には、修復されていない仏像の一部が、一カ所に集められて保管されており、当時、数多くの仏像が安置されていたことが分かります。
 
 

4:修復された仏像

 

 

 

 
ワットマハタートの中には修復された仏像が2つあり、一つは菩提樹に包まれた仏頭の直ぐ横、もう一つはメインパゴタの後ろ側となります。

「ワット マハタート(Wat Mahathat)」に行くには

1:アユタヤ駅から行く場合

タイの国鉄アユタヤ駅から行く場合には、幾つか方法がありますのでご紹介します。

1:トゥクトゥクを利用する場合

アユタヤ駅には、客待ちのトゥクトゥクが沢山いますので、交渉次第ですが100バーツ程度、時間的には約20分で行くことができます。

2:レンタルサイクルを利用する場合(※注意点あり)

アユタヤ駅を出て、川側に続く小道を降りて行くと旧市街への渡し舟があり、川を渡って旧市街に入ってから、レンタルバイクかレンタルサイクルを借りて行くことができます。レンタルサイクルであれば100バーツ、レンタルバイクで150~200バーツほどで借りれると思います。

ただしレンタルバイクを借りる場合には注意点がありますので、以降の「その他、豆知識」を参照して下さい。

3:徒歩で行く場合

正直、この方法は余りおすすめできませんが、アユタヤ駅からであれば徒歩で行くこともできます。レンタルサイクルの場合と同じように、渡し船でパーサック川を渡り、そのまま大通りを真っ直ぐ歩いて行くと約1.5kmほど約20分で、到着出来ます。

ただタイの平均気温は30度を超えますので、もし徒歩で行かれる場合には日傘や帽子、日焼け止めなど、出来るだけ直射日光を遮るアイテムと、十分なお水を用意して行かれることをおすすめします。
 
 

 

 
 

「ワット マハタート(Wat Mahathat)」の基本情報

 

名称 ワット・マハタート(アユタヤ)
名称(英) Wat Mahathat
営業時間 08:00〜18:00
入場料 50B
無休ライトアップ 19:00〜21:00
住所 Naresuan Rd, Tambon Tha Wa Su Kri, Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya, Chang Wat Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000

  
 

その他、豆知識

 

1:「ワット マハタート(Wat Mahathat)」での注意点

 

 

  
ワットマハタートのシンボルでもある「菩提樹に包まれた仏頭」ですが、タイの方の信仰の対象にもなっています。現地には、日本語での注意書きもありますが、写真を撮る際には敬意を払うため、仏頭よりも高く立たないようにして下さい。
 
仏頭の傍には、強面の警備員の方がおり、立ったまま写真を撮ろうとすると注意されますので、気を付けるようにして下さい。
 

2:ワットマハタートのトイレ

 

  
遺跡への入場口の反対側にトイレがありますが、使用料として10バーツが必要になりますので小銭を用意しておくことをおすすめします。トイレの中はクーラーが効いていますので、涼しく快適になっています。

数年前のタイでは、ショッピングセンターなどでもトイレの使用料を払って入るのが普通でしたが、最近は殆どの場所で無料になっているところが多くなっています。ただトイレットペーパーを設置している所は少ないので、ポケットティッシュは鞄の中に入れておくことをおすすめします。
 

3:レンタルバイクについての注意点

観光旅行に来られて、タイで自動車やバイクを運転する場合には、日本で国際免許を取得してくる必要があります。

特にレンタルバイクを借りる際、パスポートを提示するだけで貸し出してくれるお店が多々あり、何となく借りてしまう方もいらっしゃいますが、もし警察に止められた際には、無免許で罰金を支払うことになり、下手をすれば警察へ同行される可能性もあります。

もし警察に同行を求められた場合、タイ語ができれば何とかなると思いますが、タイの警察でもツーリストポリスでない限り、英語ができる方も少ないため、折角の楽しい旅行に水を差すことになりますので注意が必要です。

また以前の記事にも書きましたが、タイの方は運転が荒いので事故に巻き込まれる可能性も高く、しかも相手側が任意保険に入っていないことが多いので、ケガをしても泣き寝入りになるかも知れませんので、筆者的にはレンタルバイクを借りるよりも、レンタルサイクルの方が安全だと思います。
 
 

4:身の安全を最優先に!

タイは「微笑みの国」といわれており、性格的にも温厚なイメージがありますが、これはあくまでもイメージです!
 
実際には短気な方が多く、しかも喧嘩をしだすと歯止めが効かなくなることが多いので、極力トラブルになるようなことは避けることが大切です。日本では考えられないですが、軍からの横流しがあるらしく、安ければ20,000バーツほどで実弾と拳銃を闇ルートで、一般の方も簡単に購入することができます。
 
一般人の方が護身用で拳銃を所持していることも多々あり、地方都市であるアユタヤでも時々、夜間に発砲事件があり、筆者でも徒歩では絶対に行かない地域があるほどです。
 
旅行に来ていると、冒険心というか興味をそそられることが多々あり、人気の少ない路地などに入りたくなることがありますが、絶対に大通りからは入らないようにして下さい。
 

5:遺跡の整備が進んで公園化している

 

 
最近、アユタヤの遺跡が綺麗に整備され公園のようで、昔とは少し雰囲気が変わって来ています。

タイ人の知人からの情報では、世界遺産に登録されてからも放置されている遺跡が多く、このままでは世界遺産認定の剥奪もありえるという、ユネスコから勧告が出たため、綺麗に整備しているらしいです。
   
 

まとめ

 

 
アユタヤ観光では絶対に外せない遺跡であり、世界遺産アユタヤのシンボルともいえる「ワット マハタート(Wat Mahathat)」をご紹介しました。多くの観光客が訪れる場所で、いつ行っても多くの観光客でごった返していますが、のんびりと遺跡を散策することもできますので、アユタヤに来られた時には、是非、寄ってみて下さい。

 

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