ワットケー(วัดแค・Wat Khae)/ アユタヤエレファントキャンプの直ぐ後ろにあり、立派な礼拝堂を備えた仏教寺院遺跡


   
「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」は、アユタヤ旧市街の中心部、世界遺産「古都アユタヤ」の主要遺跡の一つである「ワットプラシーサンペット」「ヴィハーンプラモンコンポビット」から、「アユタヤエレファントキャンプ」へ抜ける公園の中にある小さな仏教寺院遺跡です。
 
当初、Googleマップにも掲載されていなかったため、遺跡があることを気づき難いですが、礼拝堂とサブチェーディー(仏塔)の基礎が残っており、アユタヤ王朝当時は大きな寺院だったことが分かります。
 
今回は「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」をご紹介します。
 
 

「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」とは?

   

   
「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」は、アユタヤ旧市街の中心部、多くの観光客でごった返す観光名所「ヴィハーンプラモンコンポビット」から「アユタヤエレファントキャンプ」へ抜ける公園内に設置された散策道沿いにあります。
 
他の遺跡同様、正確な建立時期や理由などは分かっていませんが、現存する建築物の特徴からアユタヤ王朝初期から中期にかけて建立されたと考えられています。
      
1767年のビルマ(現在のミャンマー)の軍事侵攻により、徹底的に破壊され放棄されていた寺院ですが、現チャクリー王朝になり、近代に入ってから「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」を含む破壊され放棄された近隣の寺院は、アユタヤ旧市街の都市開発によって、さらに破壊され、その姿を消したといわれており、1900年代初頭に描かれた地図には、当時、存在していた寺院の痕跡をみることができます。
 
   

「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」の見どころは?

1:サブチェーディー(仏塔)

   

  

  

  

     
寺院の敷地内には、数多くのサブチェーディー(仏塔)が配置されており、寺院入口となる東側と礼拝堂の後ろにあるメインチェーディー(仏塔)の基礎周辺に数基のサブチェーディー(仏塔)が配置されています。
   
四角の基礎部分の上に八角形の基礎が残っており、アユタヤ王朝初期から中期にかけて見られる形状をしています。
 

2:メインチェーディー(仏塔)の基礎

   

   

  

    
礼拝堂の後ろ、西側にはメインチェーディー(仏塔)の四角い大きな基礎が残っており、先ほど、ご紹介したサブチェーディー(仏塔)が周辺を囲むように数基配置されており、アユタヤ王朝当時は立派なメインチェーディー(仏塔)だったことが分かります。
   

3:礼拝堂

   

  

  

  

  

     
東側に配置されている礼拝堂の基礎部分は非常に大きく分厚く作られており、階段を登ると内部には柱を支えていた基礎が残っており、奥の祭壇部分の壁面には破壊された仏像の一部が置かれています。
  
また基礎の礼拝堂本堂の回りは、回廊状に作られており、参拝者が祈りを捧げながら廻ることができるように作られています。
 
   

「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」の雰囲気は?

   
   

     
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「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」への行き方

   

   
「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」は「ヴィハーンプラモンコンポビット」から「アユタヤエレファントキャンプ」へ抜ける公園内にありますが、「アユタヤエレファントキャンプ」からの方が距離的には近いと思います。
 
国鉄アユタヤ駅からであれば、トゥクトゥクやレンタルサイクルで気軽に行くことができます。
 

1:トゥクトゥクを利用する場合

国鉄アユタヤ駅から「アユタヤエレファントキャンプ」まで片道100バーツで行き、歩いて200mほどの場所にありますが、Googleマップにも掲載されていなかったので、トゥクトゥクの運転手の方は場所を知らないと思います。
 
「アユタヤエレファントキャンプ」から「ヴィハーンプラモンコンポビット」方面へ遊歩道に沿って歩くと左側にあります。
 
近隣には世界遺産「古都アユタヤ」の主要遺跡が数多くありますので、4時間800バーツほどで貸切った方がお得に回ることができます。
 

2:レンタルサイクルを利用する場合

国鉄アユタヤ駅から渡し舟で旧市街に渡り、「December House」で1日50バーツでレンタルサイクルを借りて、まずは「ワットマハタート」を目指します。「Ho Rattachai Rd」を西に約1.2kmほど直進して「ワットマハタート」の交差点まで辿り着いたら、左折して500mほどでロータリー形式の交差点があり、ここを右折して「Pa Thong Rd」に入り、そのまま道なりに約1.3kmほど直進すると右側に「アユタヤエレファントキャンプ」が見えます。
 
「アユタヤエレファントキャンプ」の駐輪場にレンタルサイクルを駐車して、公園内の遊歩道沿いに進むと約200mほどで左側に遺跡が見え到着です。
   
     

   
     
    
        

名称 ワットケー
名称(英) Wat Khae
名称(タイ語) วัดแค
営業時間 なし
拝観料 なし
住所 Pratu Chai Sub-district, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000

     
    

まとめ

  

    
アユタヤ旧市街の中心部に位置し、「アユタヤエレファントキャンプ」の直ぐ近くにある「ワットケー(วัดแค・Wat Khae)」をご紹介しました。
    
Googleマップにも掲載されていない小さな遺跡ですが、公園の散策中に気軽に観ることができますので「アユタヤエレファントキャンプ」「ヴィハーンプラモンコンポビット」に行かれた際には、は、少しだけ足を延ばしてみてください。
 
   
  
 
     
      
      



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