ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)/ 600年前に作られた涅槃像を祀り、王族も訪れる由緒ある現存仏教寺院


    
アユタヤ旧市街の島の外、北東側にある「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」は、現在でも多くのお坊さんが修行をされている現存寺院ですが、スリランカ様式の大きなメインチェーディー(仏塔)をはじめ、綺麗な装飾が残るサブチェーディー(仏塔)や600年前に作られたとされる、ご本尊の涅槃像など見どころの多い場所でもあります。
   
幹線道路沿いにあるため、アクセスもし易く、近隣には「ワットメーナーンプルーン」などもあり、アユタヤに来た際には足を延ばして欲しい寺院です。
   
今回は「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」をご紹介します。
   
  

「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」とは?

    

    
アユタヤ旧市街の島の外、北東部に位置する現存仏教寺院で、スリランカ様式のメインチェーディー(仏塔)をはじめ、王朝後期の特徴を備えた白く美しいサブチェーディー(仏塔)や600年前に作られたといわれる大きな涅槃像など、見どころの多い現存仏教寺院です。
  
寺院が建立された正確な時期や理由などは分かっていませんが、建築物の特徴からアユタヤ王朝初期に建立されたと考えられています。
   
近隣にある「ワットメーナームプルーン」と同じく、1767年のアユタヤ王朝滅亡時には、ビルマ(現在のミャンマー)軍の駐屯地となっていたことが分かっており、さらに、ここから出撃した部隊が島内にあったといわれる要塞に夜襲を仕掛け、王都陥落の足掛かりを作ったといわれています。
   
現在もお坊さんが修行をされており、綺麗に清掃されていて近くに住む子供達の遊び場にもなっています。
   
  

「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」の見どころは?

1:説教ホール

  

  

  

    

  

  

  

     
寺院の正面入り口側には、現代風の煌びやかな説教ホールが配置され、内部には大きな黄金の仏像が安置されており、さらに壁面には仏教の教えに関する壁画がびっしりと描かれています。
  

  

  

    
また建物周辺には聖域を示すといわれる境界石「セーマー」が配置されていますが、非常に大きなものが2枚づつ、正面入口には3枚と、これほど立派なセーマーがある寺院はアユタヤでも、ここだけだと思いますので一見の価値はあります。
   

2:仏像?

  

  

  

    
説教ホールの横には、一段高い基礎が作られていて、その上には大きく白い仏像が安置されています。

かなり大きな仏像なのですが、どういった意味で配置されているのかは分かりませんでした。
   

3:メインチェーディー(仏塔)

    

  

   

  

    
寺院の正面入り口の右側にあるのが、スリランカ様式のメインチェーディー(仏塔)で四角い基礎の上に釣り鐘型の本体がのっている形状をしており、アユタヤ王朝初期の建築物に見られる特徴を備えています
  

  

    
メインチェーディー(仏塔)の頂上部分も残っており、美しい姿を見せてくれますが、漆喰のレリーフなどは少しだけ残っているだけとなっています。
  

4:白いサブチェーディー(仏塔)

  

  

    
寺院の西側にはアユタヤ王朝後期によく見られる多角形型の白いサブチェーディー(仏塔)があり、こちらはテラス状になった基礎の上に作られていて階段で気軽に登れるようになっています。
   

  

  

  

  

  

  

     
サブチェーディー(仏塔)には多くの漆喰のレリーフが綺麗に残っていますので、是非、近くで鑑賞してみて下さい。
    
また写真を撮っていると、たまたまお坊さんがいたので聞いてみると、「このサブチェーディー(仏塔)は約300年ほど前に作られたもので、由緒ある仏塔なんだ」と説明してくれました。
   

5:古い礼拝堂

  

    

    
メインチェーディー(仏塔)と白いサブチェーディー(仏塔)に挟まれた感じに配置されているのが、アユタヤ王朝時代から続く礼拝堂で、内部には600年前に作られたといわれる大きな白い涅槃像が安置されており、参拝者の信仰の対象となっています。
   

   

   

   

   

     
涅槃像には白い釉薬のようなものが塗られており、「ワットメーナーンプルーン」の白い仏像「ルアンポーカオ」と同じような感じで美しい姿を見せてくれます。

また涅槃像を祀る台座には階段がついており、誰でも登れるようになっています。

6:破壊された仏像

    

  

   

       
礼拝堂の中に入って直ぐ右側の祭壇の上には、破壊された仏像が数体分安置されており、その仏像の陰になって分かり難いですが、怒髪天の頭をした仏像の顔や壺に仏像のレリーフを施したものなど、他では見たことのないものが残っており、非常に珍しいと思います。
  

  

  
特に仏像の顔が完全に破壊されずに、お顔の表情が分かるのは非常に珍しく、また普通の仏像とは雰囲気が異なりますので、こちらも必見です。
   

7:数多くの古い仏像

    

  

  

    
古い礼拝堂の中には、数多くの仏像が安置されており、古くから涅槃像と共に信仰の対象となっており、多くの金箔が貼られています。
  
  

「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」の雰囲気は?

   

  
  
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「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」への行き方

  

  
アユタヤ旧市街の島の外、北東部に位置する「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」ですが、幹線道路沿いにあるため、比較的、アクセスし易く、トゥクトゥクやレンタルバイクで行くことができます。
   
レンタルサイクルでも行くことができますが、交通量の多い道路沿いとなりますので十分な注意が必要です。
   

1:トゥクトゥクを利用する場合

国鉄アユタヤ駅からであれば、片道150バーツで行くことができますが、5分ほどの場所には巨大遺跡群の残る「ワットケー」や古式ムエタイを創始したといわれるアユタヤ王朝第21代「ナレースワン王」の伝説に関係する現存寺院「ワットメーナーンプルーン」などの遺跡や寺院が数多くありますので、3時間600バーツで貸し切った方がお得です。
   

2:レンタルサイクルを利用する場合

国鉄アユタヤ駅から渡し船で旧市街に入り、「December House」で1日50バーツでレンタルサイクルを借り、「Ho Rattanachai Rd」を西に約1.2kmほど直進して「ワットマハタート」の交差点を目指します。
   
「ワットマハタート」の交差点までは約5分ほどで到着しますので、ここを右折して道なりに約700mほど直進すると「ワットラチャブラナ」「ワットプラッパーチャイ」「ワットスワンナーワ」と3つの遺跡の前を通り、アユタヤ島の周回道路である「Uthong Rd」の信号機に到着します。
   
この信号機を直進すると小さな運河に掛かる橋があり、これを渡ると島外にでます。
   
信号機から約100mほど直進すると左に「ワットウォンコーン」がありますので右折して、そのまま道なりに約800mほど進むと小さな運河に掛かる橋を渡ると左側に「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」があり、到着です。
  
「December House」から約3km、時間にして25分ほどの道のりとなります。
    
    

   
    

名称 ワットサームウィハーン
名称(英) Wat Sam Vihan
名称(タイ語) วัดสามวิหาร
営業時間 08:00~17:00
拝観料 なし
住所 11 ถนน อู่ทอง Tambon Suan Plik, Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya, Chang Wat Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000

   
  

まとめ

  

   
アユタヤ旧市街の島の外、北東部にある「ワットサームウィハーン(วัดสามวิหาร・Wat Sam Vihan)」をご紹介しました。筆者も初めて行きましたが、600年前に作られたという涅槃像は大きくて見応えのあるもので、写真に掲載されていましたが、タイの王族の方も来られたことがあるアユタヤ王朝時代から続く、由緒ある仏教寺院なので、是非、足を延ばしてみて下さい。
   
  



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