ワットソム(Wat Som)/ 美しいクメール様式のチェーディー(仏塔)に施されたレリーフは必見!


   
「ワットソム(Wat Som)」はアユタヤ旧市街のある島内の南側にあり、比較的小さな遺跡が数多く集中している地域、昔の運河沿いにひっそりと建っています。近隣には以前、ご紹介した「ワット ボーロープッタラム」をはじめ、少し歩くと「アユタヤエレファントキャンプ」などにも行ける場所となります。

敷地内には、漆喰で作られた装飾が残るクメール様式のチェーディー(仏塔)と破壊された仏像を安置した礼拝堂、破壊された小さなチェーディー(仏塔)などがあり、落ち着いた雰囲気のある仏教寺院遺跡です。
 
今回は「ワットソム(Wat Som)」をご紹介します。
  
   

「ワットソム(Wat Som)」とは

  

  
「ワットソム(Wat Som)」はアユタヤ旧市街の島内の南側、アユタヤ王朝時代、チャオプラヤー川とパーサック川を繋いでいた運河沿い、島内を南北に縦断する「Khlong Rd(クーロンロード)」に面する場所にあります。
  
寺院の正面入口は東側を向いており、東側から礼拝堂の前方左右に並ぶ破壊された小さなチェーディー(仏塔)、礼拝堂、クメール様式のメインチェーディー(仏塔)の順に建物が配置されており、特にメインチェーディー(仏塔)の漆喰の装飾は美しく、一見の価値があります。
 
この「ワットソム」に関する資料は失われており、建立された正確な時期や理由などは分かっていませんが、メインチェーディー(仏塔)などの遺跡調査によってアユタヤ王朝初期(1350~1488年)に作られたと考えられています。
      
    

「ワットソム(Wat Som)」の見どころは?

 

1:礼拝堂と破壊された仏像

  

    

   

       
寺院東側の「礼拝堂」は東側に大きな入口があり、少し基礎が高く作られています。
   

   

   

   

    
奥には祭壇が配置してあり、破壊された仏像が安置されていますが、仏像の手など美しい曲線に作られており、アユタヤ王朝時代の石工の技術の高さに感心させられます。
    
また仏像の奥には「プラメートラニー」の像が、タンブンによって置かれています。
    

2:礼拝堂周辺に配置されたチェーディー(仏塔)

   

   

   

   

   

      
遺跡の礼拝堂東側には入口のように、破壊された2つのチェーディー(仏塔)があり、西側にあるクメール様式の後ろにも左右2基のチェーディー(仏塔)が配置されており、全体を囲むように数基のチェーディー(仏塔)が配置されています。
    

   
どれも破壊されて基礎のみとなっていますが、直ぐ近くにチェーディー(仏塔)の頂上部分の破片が少しだけ落ちています。
 

3:クメール様式のメインチェーディー(仏塔)

   

   

   

   

     
クメール様式で作られたメインチェーディー(仏塔)は、多くの漆喰装飾が残っていて、非常に美しく一見の価値が十分にあります。ナーガやワイをした仏像(頭部は破壊されています)など、見ていて彫刻技術力の高さには、目を見張ると思います。
      


   
ただ、これらのレリーフは少し高い位置にあり、天気によっては見難い場合もありますので、双眼鏡やカメラの望遠レンズなどがあると便利です。
   

   

   

     
またチェーディー(仏塔)の入口以外の3方向には仏像のレリーフがあったと思われる形跡が残っており、1767年のビルマ(現在のミャンマー)によって破壊されるまで、美しい姿を見せてくれていたことが想像できます。
   
 

「ワットソム(Wat Som)」の雰囲気は?

    
   

   
      
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「タイ猫Yuwiのアユタヤ観光案内」の動画は「GoPro Hero7 Black」で撮影しています。
    
 

「ワットソム(Wat Som)」への行き方

   

     
ワットソムはアユタヤ旧市街の島の中にありますが、世界遺産「古都アユタヤ」の主要な遺跡からは離れていますので、レンタルサイクルでも行けますが、トゥクトゥクを利用されることをおすすめします。

トゥクトゥクを利用する場合

国鉄アユタヤ駅から「ワットソム(Wat Som)」までは片道150バーツで行くことができます。1kmほど離れた場所には、「アユタヤエレファントキャンプ」「ワットプララーム」などもありますので、3時間600バーツほどで貸切って利用された方がお得だと思います。
 

バンコク方面から自家用車を利用する場合

バンコクからチェンマイまで続く幹線道路である32号線(通称:アジアンロード)から、アユタヤ市街方面へ入り、そのまま世界遺産「古都アユタヤ」のある島内まで直進します。
 
島の中に入っても、直進すると「Ayutthaya National Art Museum」に突き当たりますので、左折して県立アユタヤ病院方面へ向かい、道なりに進むと周回道路である「Uthong Rd(ウートンロード)」に出ます。

「Uthong Rd(ウートンロード)」を500mほど進むと小さな右折できる道がありますので、そこを右折して左手に運河を見ながら約500m進むと右側に「ワットソム(Wat Som)」が見えて到着です。

アジアンロードからアユタヤ側に入ってからであれば、距離にして約8km、時間約15分ほどで到着することができます。
 
  

 
 

名称 ワットソム
名称(英) Wat Som
営業時間 なし
拝観料 なし
住所 Pratuchai, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000

  
    

その他、豆知識

アユタヤの遺跡の公園化

   

  
「ワットソム」に行った時もそうですが、アユタヤの各地にある遺跡を観光し易いように公園化の工事を進めている場所が非常に多くなっています。タイの観光資源なので、綺麗に整備するのは分かるのですが、今まであったレンガなどを外して綺麗な物に取り換えることもあるようで、非常に勿体ない気がします。

ただ観光に来られた際、遺跡が工事していても、その区間外であれば問題なく見て廻ることができますので、気軽に行ってみて下さい。
   
   

まとめ

   

    
アユタヤ旧市街の島の中、南側にある仏教寺院遺跡「ワットソム(Wat Som)」をご紹介しました。このワットソムは、クメール様式のメインチェーディー(仏塔)に施された漆喰のレリーフが綺麗で、アユタヤに来られた時には、是非、見て頂きたい遺跡でもあります。
  
周辺にも数多くの遺跡やローティサイマイ発祥のお店などもありますので、気軽に出掛けてみて下さい。
 
  
 
    





      
    
   

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