ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)/ 世界遺産の中心部近くにありながら、崩壊し風化したメインチェーディー(仏塔)が痛々しい仏教寺院遺跡


   
ご紹介する「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」は、アユタヤ旧市街の中心部、王朝を創始したウートン王を荼毘に付した「ワットプララーム」の直ぐ近くにあり、崩落したメインチェーディー(仏塔)と、建物の一部を侵食し包み込んだ大きな菩提樹がある仏教寺院遺跡です。
 
「アユタヤエレファントキャンプ」へ続く「Pa Thon Rd(パトンロード)」沿いにあるため、観光途中に見られたことがあるかも知れません。
 
今回はアユタヤ旧市街の中心部にありながら、余り観光客が訪れることの無い「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」をご紹介します。 
   
    

「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」とは?

   

     
アユタヤ旧市街の中心部、世界遺産「古都アユタヤ」の構成遺跡である「ワットプララーム」の直ぐ近くにあり、崩落したメインチェーディー(仏塔)と礼拝堂で構成された仏教寺院遺跡で、小さなチェーディー(仏塔)、若しくは礼拝堂の壁を包み込むように侵食し成長した大きく立派なトンポーが印象的な場所でもあります。
 
当時の資料が失われていることと、建築様式を特定するメインチェーディー(仏塔)も崩落しているため、旧市街の中心部にありながら、建立された正確な時期や理由など、一切が分かっていません。
 
アユタヤ王朝ができる前に存在したとされる謎の王朝によって12世紀に建立されたものが、アユタヤ王朝初期に再建されたとされる説やアユタヤ王朝を創設した「ウートン王」に関係する寺院という説があったりと諸説あるようでが、どれも正確なことは分かっていないのが現状です。
 
ただ寺院の正面入口は東側を向き、礼拝堂跡、メインチェーディー(仏塔)、周辺にサブチェーディーという順序で建築物が配置されており、さらに遺跡周辺にはアユタヤ王朝初期の遺跡によくある「古代レンガ」が置いてありましたので、アユタヤ王朝初期に見られる特徴は備えているようです。
    
    

「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」の見どころは?

1:礼拝堂

    

   

   

   

    
寺院の東側に位置し、大きな基礎の上に礼拝堂が配置され回廊状に作られているため、当時は周辺を廻れるようになっていたようですが、現在は入口の左側に大きなトンポー(菩提樹)があり、できなくなっています。
   

   

    
礼拝堂内部には、建物の屋根を支えていた柱の基礎が残っており、最も奥側に破壊された仏像とサブチェーディー(仏塔)の頂上の一部を安置した祭壇があります。
   

2:サブチェーディー(仏塔)の基礎

   

   

   

    
礼拝堂の基礎の南側には、サブチェーディー(仏塔)の基礎が2基、東西一直線に並んでいますが、面白いのは内部に配置されているレンガの基礎の幾何学模様が異なるということです。
 
ひとつは格子状、ひとつは放射状となっていて同じ時代に作ったのであれば、同じ基礎構造になると思うのですが、遺跡修復時に間違ったのか、元からそういう基礎なのか分かりませんが、ここまで異なる基礎構造は、他の遺跡では見ない気がします。
 

3:メインチェーディー(仏塔)


   

   

   

   

    
寺院の西側には崩壊したメインチェーディー(仏塔)があり、基礎の梁が露出し、さらに周辺には小さなレンガの破片が散乱していますので、かなり風化が進んでいて、見ていて痛々しい気がします。
 
大きな四角い基礎の上に配置されていますので、アユタヤ初期~中期のチェーディー(仏塔)に見られる特徴を備えています。
    

    
またメインチェーディー(仏塔)の西側には「古代レンガ」を積み重ねて置いてあり、何となく仏像に似せているのかな?と思ってしまいます。
 

4:トンポー(菩提樹)

   

   

    

    
寺院東側の礼拝堂には大きなトンポー(菩提樹)があり、非常に大きく立派で、ご神木になっています。近くで見ると樹々の間からレンガが見えますので、チェーディー(仏塔)か礼拝堂の壁を包み込んで成長しており、長い悠久の時を感じることができます。
 
大きく茂っていて、木陰を作ってくれていますので、涼しく一休みすることもできます。
 
 

「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」の雰囲気は?

 
 

  
  
          
字幕表示を「オン」にすると遺跡の説明が流れます。
     
   
   

  
   

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「タイ猫Yuwiのアユタヤ観光案内」の動画は「GoPro Hero7 Black」で撮影しています。 
   
     

「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」への行き方

   

   
「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」はアユタヤ旧市街の中心部、世界遺産「古都アユタヤ」の主要構成遺跡の直ぐ近く「アユタヤ歴史公園」の後ろ側にあり、トゥクトゥクやレンタルサイクル、バイクで行くことができます。
 

トゥクトゥクを利用する場合

国鉄アユタヤ駅からトゥクトゥクを利用する場合、片道100バーツで行くことができますが、周辺には世界遺産「古都アユタヤ」の主要構成遺跡である「ワットプララーム」をはじめ、「ワットプラーシーサンペット」「ヴィハーンプラモンコンビット」などもあり、さらに「アユタヤエレファントキャンプ」も300mほどの場所にありますので、4時間800バーツほどで貸切って廻った方がお得に観光することができます。 
    

レンタルサイクルを利用する場合

国鉄アユタヤ駅方面から渡し舟を使い、旧市街へ入り「December House」で1日50バーツでレンタルサイクルを借ります。最も簡単な道順は、アユタヤ島の周回道路である「Uthong Rd(ウートンロード)」を南に進み、「Pa Thong Rd(パトンロード)」を西に直進するという道順になりますが、交通量が多い交差点を2度、超えるため、余りオススメできません。
 
レンタルサイクルを借りたら、「Uthong Rd(ウートンロード)」を横切り、「Ho Rattanachai Rd(ホーラッタナチャイロード)」を西に真っすぐ進み「ワットマハタート」へ向かいます。
 
「ワットマハタート」の交差点を左折して、約350mほど直進するとロータリー式の交差点になりますので、ここを右折して「Pa Thong Rd(パトンロード)」に入り、約500m直進すると右側に「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」が見え、到着です。
 
時間にして約10~15分ほどの道のりとなります。
 
 

  
  
       

名称 ワットトライトゥン
名称(英) Wat Traitrueng
営業時間 なし
拝観料 なし
住所 Tambon Pratuchai, Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya, Chang Wat Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000

    
   

その他、豆知識

赤いナンバープレート

   

   
タイに住んでいる方は、ご存知の方が多いと思いますが、自動車やバイクに「赤いナンバープレート」が取付けられている場合がありますが、これは正式なナンバープレートが発行されるまでの「仮ナンバー」となります。
  
日本には同様の制度がないため、馴染みが薄いのですが、仮にタイへ旅行に来られて国際免許でレンタルバイクや車を運転する場合には、この赤ナンバーについては少し注意が必要です。
   
赤ナンバーということは「新車」ということなので、まだ買い替えた自動車に慣れていないということが考えられますが、それ以上に自動車の任意保険に加入していない、若しくは保険に加入していても効力を発揮していないと可能性が、非常に高いということが挙げられます。
 
随分、前にもご紹介しましたが、タイでは任意保険の加入率が低いため、事故に巻き込まれた場合に十分な補償が受けられない可能性があります。
 
もしタイで運転される場合には「赤いナンバー」の車には、十分に注意するようにして下さい。
   
   

まとめ

   

     
アユタヤ旧市街の中心地にある「ワットトライトゥン(Wat Traitrueng)」をご紹介しました。
    
崩壊して風化したメインチェーディー(仏塔)は非常に痛々しいですが、大きく立派なトンポー(菩提樹)や礼拝堂などがあり、歴史を感じることができますので「ワットプララーム」に寄った際に、少しだけ足を延ばしてみては如何でしょうか。
 
 
    





      
    
   

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