Marcel GnaukによるPixabayからの画像
2020年はコロナウィルスの影響で、大好きな遺跡巡りを控えていた筆者ですが、最近の事態鎮静化で少しずつ外出するようになりました。
そこで、ふと筆者が困ったのが「トイレ」。
タイでは日本のように、コンビニのトイレを利用することができない、公衆トイレも少なく、使えたとしても汚れていて使えないなど、不便なことが多くあります。
今回は、久しぶりの記事投稿ですが、アユタヤ旧市街を個人旅行でまわるとき、安心して使える公衆トイレが何処にあるのかを簡単にご紹介します。
タイのトイレ事情
日本ではコンビニエンスストアやゲームセンターなどで、トイレを開放してくれている店舗が多く、気軽に利用することができるため、急にお腹が痛くなっても焦ることは少ないと思いますが、タイの場合は、外国人が安心して利用できるトイレを探すのは意外に苦労します。
10年ほど前まではトイレはお金を払って利用するというのが一般的で、大きなショッピングセンターでも同様に5~10バーツを払い利用する所が殆どでした。
最近では無料で利用できる場所も多くなりましたが、やはり一般の公衆トイレでは汚れていたりと衛生的に心配になるところが多いのが現状です。
遺跡観光の街、アユタヤでも同じで公衆トイレの場合、衛生的に利用をためらう場所が多いという特徴があります。
アユタヤ旧市街を自転車で観光する場合の公衆トイレは?
国鉄アユタヤ駅から渡し船で旧市街に渡り、レンタルサイクルやバイクを借りて観光する場合、日本人の方が安心して使えるトイレは数カ所となります。
ただし、トイレットペーパーを完備している公衆トイレはないため、ティッシュや除菌シートなどは持参された方が無難です。
後ほど、地図も掲載しておきますので、参考にして下さい。
1:ワットマハタート(วัดมหาธาตุ・Wat Mahathat)
アユタヤ遺跡の代名詞でもある「ワットマハタート」の入口には綺麗な公衆トイレがあります。
ここは利用料が10バーツ必要ですが、エアコンが効いているため、非常に快適に利用することができます。
2:ワットタンミカラート(วัดธรรมิกราช・Wat Thammikarat)
「ワットラチャブラナ」から「ワットプラシーサンペット」へ抜ける裏道の途中にある有名寺院「ワットタンミカラート」には、公衆トイレではないですが一般に開放されているトイレがあります。
寺院のトイレなので、それなりに汚れていますが十分に使えるレベルだと思いますが、女性の方の場合、抵抗もあるかも知れません。
3:ワットローカヤスターラーム(วัดโลกยสุธาราม・Wat Lokayasutharam)
アユタヤ旧市街の西部にある「ワットローカヤスターラーム(วัดโลกยสุธาราม・Wat Lokayasutharam)」には、観光客向けの小さな公衆トイレがあります。
ここは駐車場にある売店の裏側となり、気づきにくいですがトイレの表示がありますので注意して見てみて下さい。
利用料が5バーツ必要で綺麗ですがトイレットペーパーなどの備品はないため、注意が必要です。
4:アユタヤエレファントキャンプ
日本人観光客に人気のエレファントライドが楽しめる「アユタヤエレファントキャンプ」の正面にも公衆トイレがあります。
利用する観光客が多いため、どうしても汚れがちな感は否めないですが、問題なく利用できます。
こちらも利用料が5バーツ必要となり、回転式のゲートを抜けていくようになります。
5:県立アユタヤ病院
アユタヤ旧市街の西側にある「県立アユタヤ病院」は公衆トイレではないですが、観光中に安心して利用できるトイレとなります。
病院の敷地の中にも「ワットプラサート」という遺跡がありますので、トイレに寄った際に見学するのも良いかも知れません。
6:PPT(ガソリンスタンド)
アユタヤ旧市街の島の中にある唯一のガソリンスタンドです。小さなスタンドなので、通り道によっては気づき難いと思いますが、トイレを開放してくれていますので
店員さんに「チャイ・ホーン・ナーム・ダイマイ?」と一声かければ、使わせてくれると思います。
ローカルのスタンドなので、綺麗さは期待できませんが非常時の時に便利です。
7:December House
アユタヤ駅から渡し船で旧市街に渡ったところにあるゲストハウスですが、ここでレンタルサイクルやバイクを借りることができ、筆者がよく利用する場所でもありますが、こちらにもトイレがありますので、観光前に利用することをおすすめします。
アンポーンデパート
アユタヤ旧市街は、世界遺産に指定されているため建築物の規制があり、大きなショッピングセンターがありません。
島の東側にある「チャオプロム市場」の近くの路地の中に、「アンポーンデパート」という老舗ショッピングセンターがあるだけです。
ここには綺麗に清掃されたトイレがあり、無料で使うことができますが、遺跡群からは離れているため、観光途中に寄るには不便な場所となります。
アユタヤ旧市街の外側
アユタヤ旧市街から離れますが、郊外にある有名観光地にも公衆トイレがありますので、こちらもご紹介しておきます。
1:ワットヤイチャイモンコン
日本人観光客が必ず、訪れる有名観光地の「ワットヤイチャイモンコン」にも公衆トイレがありますが、寺院敷地内にあるトイレは観光客も多いことから、意外に汚れが目立ちます。
そんな時、少し離れますが寺院の裏側にある大きな駐車場の中に、綺麗に整備された公衆トイレがあります。
エアコンはないですが扇風機があり、綺麗に清掃されているため、こちらの方がおすすめです。
利用料は自分次第となっているので10バーツほど、さい銭箱に入れて利用してください。
2:ワット チャイワッタナーラーム(วัดไชยวัฒนาราม)
こちらの「ワット チャイワッタナーラーム(วัดไชยวัฒนาราม)」も人気の有名観光地ですがアユタヤ旧市街の島の外の西側となるため、レンタルサイクルで行くには少し距離があり、厳しいかも知れません。
駐車場に公衆トイレがありますので、無料で利用可能です。
ただやはり、観光地で利用者が多い分、汚れが目立つため、男性は問題ないと思いますが、女性の方は要確認だと思います。
3:日本人村跡
アユタヤ旧市街の島の外、南東部にある「日本人町跡」にも綺麗なトイレがあります。こちらは日本人の観光客が多いためか、綺麗なので安心して利用できると思います。
入館料が50バーツ必要となりますので、注意が必要です。
4:ワットパナンチューン(วัดพนัญเชิงวรวิหาร)
アユタヤ旧市街の島の外、南東部にある現存寺院で日本人の観光客は少ないですが、アユタヤで最大クラスの仏像があるなど見どころの多い寺院です。
こちらは寺院ですが、外国人観光客やタイ人の参拝者が多いため、清潔に保たれたトイレが整備されています。
拝観料も無料の寺院なので、観光してみると面白いと思います。
5:ワットプッタイサワン(วัดพุทไธศวรรย์)
アユタヤ旧市街の島の外、南側にある「ワットプッタイサワン」は、白いクメール様式の仏塔が有名なお寺で、アユタヤ王朝を創った「初代ウートン王」が島内の宮殿が完成するまで、仮の宮殿として使ったことでも有名です。
こちらもタイ人の方の参拝者が多いため、綺麗に清掃された公衆トイレが設置されています。
安全に使える公衆トイレの場所
KangDooHoによるPixabayからの画像
今回、筆者がご紹介した安全に使える公衆トイレの場所をグーグルマップにマーキングしてみました。
濃い緑色のマーキングの場所となりますので、アユタヤ観光で困ったときに参考にしてください。
筆者的には「ワットマハタート」と「県立アユタヤ病院」が、一番利用しやすいのではないかと思います。
アユタヤ遺跡の解説動画を始めました。
アユタヤ遺跡の成り立ちや解説、見どころなどを紹介する動画を始めました。
つたない説明ですが、一生懸命解説してますので見てみてください。
https://www.youtube.com/channel/UCAOlXDqdLgge8NiJtcIkv5w
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アユタヤ観光で持参した方が良いアイテム
アユタヤを個人観光でまわるときに、あった方が良いアイテムを掲載しておきますので、参考にして下さい。
まとめ
พงษ์ดนัย ทองเกษมによるPixabayからの画像
世界遺産の街、アユタヤ旧市街をまわるときに、事前に知っておきたい「トイレ」の場所について、ご紹介しました。
まだまだコロナの影響で、外国人観光客のいないアユタヤですが解禁にむけて、歩道などが綺麗に整備されつつあります。
アユタヤ観光に来られた際に、参考にしてみてください。