ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)/ 二階建ての鐘楼(しょうろう)がトレードマークの運河沿いにある仏教寺院遺跡


   
アユタヤ旧市街の東側、アユタヤ王朝時代に作られた古い運河の横にあり、寺院の入口を兼ねた二階建ての鐘楼(しょうろう)がトレードマークの仏教寺院遺跡です。
 
交通量の多い場所にあり、駐車場がないため、参拝される方は少ないようですが、鐘楼(しょうろう)と小さな礼拝堂、破壊された仏像があり、チェーディー(仏塔)が無いという珍しい配置になっています。
 
今回は「ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)」をご紹介します。
  
  

「ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)」とは?

    

   
アユタヤ旧市街の東側、王朝時代の運河沿いにあり、寺院正面入口に二階建ての鐘楼(しょうろう)、西側に小さな礼拝堂といった構成の仏教寺院遺跡で、チェーディー(仏塔)が無いという特徴があります。
   
他の遺跡同様、詳しい資料が失われているため、建立時期や理由などは分かっていませんが、遺跡調査において建築物の特徴から、アユタヤ王朝後期に建立されたと考えられています。
 
アユタヤ旧市街の幹線道路から150mほど、路地に入った場所にあるため、観光客の方が行くことはない遺跡です。
 
  

「ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)」の見どころは?

  

礼拝堂と破壊された仏像

      

   

   
寺院の中心にある礼拝堂の入口は東側を向いており、内部南側には、お坊さんが座って説教や読経をする祭壇、さらに中央には建物の柱を支えていた基礎が10本ほど残っていてアユタヤ王朝時代は立派な礼拝堂だったことが分かります。
  

   

   

   

  
礼拝殿の奥には、破壊された仏像が数体安置されている祭壇があり、新しいお花が供えられていて、近隣の方が参拝に訪れているようです。
  

二階建ての鐘楼(しょうろう)

  

   

   

   

  
寺院の東側正面にあるのが、二階建ての鐘楼(しょうろう)で、1階部分はアーチ型の入口になっており、その上に東西南北の4方向に窓が開いた鐘楼(しょうろう)が配置してあります。
 

   
アユタヤ王朝後期のチェーディー(仏塔)にみられる多角形型の形状をしており、部分的に当時の漆喰が残っています。
   

   

   
また鐘楼(しょうろう)のアーチをくぐった先には、聖域を示す境界のように礼拝堂の周りを囲んでいた壁の一部を見ることができます。
 
 

「ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)」の雰囲気は?

  
  

    
       
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「タイ猫Yuwiのアユタヤ観光案内」の動画は「GoPro Hero7 Black」で撮影しています。
       
       

「ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)」」への行き方

  

     
「ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)」へアユタヤ旧市街の東側にあり、国鉄アユタヤ駅からトゥクトゥクを利用するか、渡し船で旧市街に入ってからレンタルサイクルを借りるか、どちらの方法でも気軽に行くことができます。
 
ただ近隣には世界遺産「古都アユタヤ」の主要な遺跡がありますので、レンタルサイクルでのんびり回っても面白いと思います。
 

トゥクトゥクを利用する場合

アユタヤ駅からトゥクトゥクを利用する場合、片道100バーツで行くことができますが、「ワットマハタート」「ワットラチャブラナ」などの主要遺跡まで1kmほどしか離れていないので、3時間600バーツで貸切った方がお得だと思います。
 

レンタルサイクルを利用する場合

アユタヤ駅方面から渡し船で旧市街へ渡り、「December House」で1日50バーツでレンタルサイクルを借ります。アユタヤ島の周回道路である「Uthong Rd(ウートンロード)」を渡り、「ワットマハタート」へ続く「Ho Rattanachai Rd(ホーラッタナチャイロード)」を500mほど直進すると運河がありますので、運河に掛かる橋を渡ってから左折し、約500m直進すると右側に「ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)」が見え、到着です。
   
   

  
  

    
   

その他、豆知識

フルーツの美味しい季節

    

    
タイは常夏の国なので、いつでも美味しいフルーツが食べられるというイメージが強いですが、日本と同じように旬があり、時期を外すと買って失敗だったということも多々あります。
 
タイのフルーツが美味しい時期として4月~6月頃の暑い時期は、特に甘みが増して美味しく、この時期のマンゴーやパイナップル、果物の王様ドリアンもオススメです。
 
写真のように、アユタヤの街角にもカットフルーツを売っている屋台が出ますので、1つ10~20バーツと安く、フレッシュフルーツが食べれますので、是非試してみて下さい。
   

果物の王様ドリアンの注意点

   
PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像
    
果物の王様ドリアンは、熟して黄色くなったものは臭いがキツク食べ難いですが、熟す前の白っぽく実の固いものであれば臭いもなく、あっさりとした食感で美味しく食べれます。
   

   
ただし炭酸飲料とドリアンの食べ合わせは、胃の中でドリアンが発泡するため、物凄い膨満感で苦しくなりますので、絶対にしないように注意して下さい!
    

  
   

まとめ

  

    
アユタヤ旧市街の東側にある「ワットホーラッカン(Wat Ho Rakhang)」をご紹介しました。アユタヤの運河沿い、交通量の多い抜け道沿いにあり、観光客の方は殆ど来ることのない小さな仏教寺院遺跡ですが、寺院の門と鐘楼(しょうろう)が一緒になった建築物は、他の遺跡でも見ないものです。
 
アユタヤに来られた際、ほんの少しだけ足を延ばしてみては如何でしょうか。
   
   

 
    





      
    
   

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